不動産は、買うことよりもいつ売るのかの方が難しいと思います。
長い営業経験から売ることに迷ったり、どうしょうかずっと考えている売主さんをよく見受けします。
建物の法定耐用年数は、木造住宅(中古戸建て)で22年、鉄骨鉄筋コンクリートのマンションで47年となります。

耐用年数とは異なり、中古戸建ての建物(上物)の価値は、概ね30年から40年でゼロになります。
年数は、それぞれの物件ごとや地域性(塩害など)、建築レベルで異なります。
建物価値は、なくなっていきますが、土地の価値は半永久的にあります。
この土地価値についても、地域性やその時代の経済状況等で大きく上下します。
建物の一番大きな要素は、築後年数が経過すればするほど価値は少なくなり、最後は0円になります。
なので、もう別荘として利用しないとか居住用として使わない家や住宅は、早目に売ることが
一番賢い選択になります。
例えば、築後5年の中古住宅で3000万円前後の建物価値があった中古戸建ては、
30年後には0円になります。
これは、毎年120万円ずつ価値が下がることと同じです。
但し、建物価値は下がりますが、土地の価値はずっと残ります。
それ故、当社へ売却査定をされて、売るかどうするか迷わられているお客様には、
使わなければ早目に売却することをお勧めしています。
しかし、中古戸建てには愛着や思い入れもある為、簡単に売却することが出来ないのも心情です。
家族にて良く話し合いをして、売却するかどうするか決めることが大切です。
それらの決断が早ければ早いほど手元に残る資産は多くなります。