一般の方は、あまり経験をした方が少ない、不動産の売却方法についてご紹介します。
不動産を売却するには大きく分けて2通りのやり方があります。
冒頭でも記載しましたが、「1円でも高く売りたい方」には「仲介」での売却をお勧めします。
これは、所有者の方が自ら売主となり、普通は不動産会社が間に入り、
買主さんを探し、売却する方法です。
デメリットは、買取に比べ高く売ることはできますが、
①いつ売れるかわからない、売却が難しい物件は売れるまでに数年先になる
②買主さんの希望によっては測量図作成、瑕疵担保責任等が必要になる
③煩わしい売却活動が必要となり、自宅見学等の際はプライバシーが無くなる
等々がそれなりにデメリットもあります。
もう1つの売却方法は、不動産会社による「買取」です。
これは、不動産会社が購入し手直し工事等を行い、再度販売することを
前提としている為、一番のデメリットは「仲介」に比べ売却価格が安くなります。
しかし、売却する方の30%から50%ぐらいの方は、買取での売却を選択します。
安くなるのに「どうして?」と思う方もいると思いますので、
「買取」で売却した場合、当社で扱ったケースでは以下のことが多かったです。
①床抜けや雨漏り等の手直し工事が必要になる
②周囲の人や親戚・知人にわからずに売却したい
③確実に一定期間にて売却をしたい
④残置物等の家具・家電製品が多くそのままで売りたい
⑤面倒なことが嫌なので手離れよく売却したい
これらのことから売却価格が安くなっても「買取」を選ぶ人は多いです。
ただ、売却する物件の状態によっては、「仲介」で売却するよりも、
多少安くても「買取」で売却した方が良い時もあり、この場合は理由を話し
当社から所有者様に「買取での売却」をお勧めします。
所有者の事情や売却する物件に応じてこの2種類を上手く使い分けることが、
不動産の売却を成功させる秘訣だと思います。