🏠 中古住宅を買ってリフォームする時の費用目安
新築よりもコストを抑えながら、自分好みの住まいを実現できるとして人気の「中古住宅+リフォーム」。
しかし、実際にどのくらいの費用がかかるのか、全体像をつかみにくいという声も多いです。
この記事では、中古住宅を購入してリフォームする際の費用目安や、費用を抑えるポイントをわかりやすく解説します。
🏡 1. 中古住宅購入+リフォームの魅力
中古住宅を購入してリフォームする最大のメリットは、コストパフォーマンスの高さです。
- 新築よりも総費用を抑えられる
- 立地の良いエリアでも手が届きやすい
- 自分の好みに合わせて自由にデザインできる
一方で、購入価格だけで判断すると後からリフォーム費用が膨らむこともあります。
そのため、購入費用+リフォーム費用をセットで考えることが大切です。
💰 2. 中古住宅の購入費用の目安
中古住宅の価格は、築年数・立地・構造によって大きく異なります。
ここでは一般的な相場感を示します。
| 住宅タイプ | 平均価格(全国) |
|---|---|
| 中古マンション | 約2,000〜3,500万円 |
| 中古戸建て | 約1,500〜3,000万円 |
首都圏ではやや高く、地方ではより手頃な価格帯になります。
🛠️ 3. リフォーム費用の目安(部位別)
中古住宅のリフォーム費用は、どの範囲まで改修するかによって大きく変動します。
部分リフォームからフルリノベーションまで、以下のような目安があります。
| リフォーム内容 | 費用の目安 | 内容例 |
|---|---|---|
| キッチン交換 | 約100〜200万円 | システムキッチンへの交換 |
| 浴室リフォーム | 約80〜150万円 | ユニットバスの入れ替え |
| トイレ交換 | 約20〜50万円 | 節水型トイレ・温水洗浄便座など |
| 洗面化粧台交換 | 約10〜40万円 | デザイン洗面台・収納改善 |
| 内装(壁紙・床) | 約50〜150万円 | 全室クロス張替・フローリング |
| 外壁・屋根塗装 | 約100〜200万円 | 塗装・防水工事 |
| 水回り+内装の全面改修 | 約300〜800万円 | 中規模リフォーム |
| フルリノベーション(戸建て) | 約800〜1,500万円 | 間取り変更・断熱改修含む |
💡 中古物件全体をリノベーションする場合は、
「建物価格の50〜100%」が目安になります。
🧮 4. 総額のシミュレーション例
| 項目 | 費用例 |
|---|---|
| 中古住宅購入価格 | 2,000万円 |
| リフォーム費用 | 800万円 |
| 登記・仲介手数料など諸費用 | 150万円 |
| 総費用合計 | 約2,950万円 |
同等の新築を建てる場合(3,800〜4,000万円)と比べると、
約1,000万円前後のコスト削減が可能です。
💡 5. 費用を抑えるためのポイント
- リフォーム前提で物件を探す
→ 内装の古さよりも「構造・立地・間取りのポテンシャル」を重視。 - 住宅ローン+リフォームローンの一体化
→ 「リフォーム一体型ローン」を使えば、金利を抑えて資金調達がしやすい。 - 補助金・助成金の活用
- 省エネ改修:こどもエコすまい支援事業
- バリアフリー改修:自治体補助
- 耐震リフォーム:国や県の耐震改修助成制度
- 施工会社を相見積もりする
→ 複数社に見積もりを取って費用の妥当性を確認。
🏁 6. まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 中古住宅の価格 | 約1,500〜3,000万円 |
| リフォーム費用 | 約300〜1,000万円 |
| 総費用の目安 | 約2,500〜3,500万円 |
| 節約ポイント | 補助金活用・一体型ローン・相見積もり |
中古住宅+リフォームは、コストを抑えつつ理想の住まいを手に入れる賢い選択です。
物件の購入費用だけでなく、リフォーム費用や補助金も含めてトータルで資金計画を立てましょう。