以前のブログでも価格付け=値付けをよく間違える話をしました。
実際、何十年も不動産の売買をしてきて痛感するのは、
買主さんは本当に不動産価格をよく知っていると実感します。
例えば、販売を開始して3日や1週間以内で売れる物件は、
明らかに相場より安く・値付けのミスをしています。
極稀に「他にはない」・「特殊性が高い」等の理由で売れるケースもあります。
当社も過去何回も買取した物件を値付けミス(泣)で販売したことがあります。
(仲介ではあまり少なく、少し高め目の価格帯からスタートするので)
ミスった時は、すぐに買主さんから申込みが入るのでよくわかります。
その度に、買主さんの「目利きの凄さ」に驚きます。
当社では、販売が長期化したり、売れ残り感がでるのが嫌で、
できるだけ適正な価格で販売したいと願っています。
適正な価格とは、概ね2、3ヶ月で売れることです。
それ故、3ヶ月経って売れない時は、必ず価格を下げます。
また、適正価格に近づけば近づく程、買主さんは多く来場されます。
そんな反応を見ながら物件を完売させていくのですが、
価格を下げてもまだ適正価格に届いていない時は、
買主さんは反応(購入に至りません)しません。
しかし、適正価格や割安と感じた時の反応は凄いの一言です。
そんな動きを見ていると価格が適正かの判断は不動産会社の社員よりも、
買主さんの方が何十倍も正しいのでは?と感じます。
不動産の値付けは、とても難しく様々な経験をしても間違えることばかりです。
失敗を恐れ、今度は高く設定すると絶対に売れません。
買主さんでも一日に何回も、不動産ポータルサイトをチェックされている方は、
本当に不動産会社の社員以上に強者です。
機会があれば、何でそんなに価格付けが難しいかを掲載します。
そんな強者の買主さんだけではありません。
1万円を100円ぐらいに思っている、超お金持ちの買主さんは価格に優しいです。
できるだけ多くの物件を見て、強者の買主さんを目指して下さい。